もともとはホームページ作成サービス「Jimdo」をつかって、自社で作成・管理されてみえました。
初回ご相談の概要
- Jimdoで用意されているテンプレートでは満足できないためリニューアルしたい
- ただ、自分たちで更新し続けることで「自分たちらしさ」が出ると考えているため、今のままJimdoで更新・管理できるようにしたい
- より自分たちと相性の良いお客さんからお問い合わせしてもらえるようにしたい
所感
ひとことで言うと「宝の山」だと感じました。
しかしながら導線が煩雑だったため、せっかくの良さが充分に伝わらない状態でした。
具体的には
家ごとにロゴ・アイコンがある
一般的に設計事務所さんの事例・作品は、「○○様邸」「狭小地の家」等、施主さんのお名前や、立地からネーミングされることが多いと思います。
フィールドさんの場合は、家ごとにユニークな名前をつけ、さらにはその家のロゴマークをつくるところからやってみえ、お施主さまからも大変好評とのこと。
店舗設計ならまだしも、住宅設計でそこまでやられてみえるのは聞いたことがありませんでした。
写真
一般的に設計事務所さんの事例・作品の写真は、工事完了まもなく、家具も何も入っていないまっさらな状態で撮影されることが多いと思います。
箱のみ、の状態ですね。
建築的にはその方が美しく見えると思うのですが、家具類のインテリアが何もないと、生活イメージが湧きにくいと思うのです。
もっといえば、例えば奥さん、旦那さん、お子さん等、そこに住まうご家族の様子まで見えると、ホームページを見るユーザーとしては、イメージが湧きやすい。
そういった観点で、素敵な写真がたくさんありました。
ブログの更新頻度・内容
自分たちで更新し続けることで「自分たちらしさ」が出る、そういったお考えをお持ちでしたので、とてもマメにブログを書いてみえました。
その記事は家づくりの相談をするところから、プレゼン、設計、施工の様子がとてもよくわかり、読んでいるだけで楽しめる「読み物」として成立するものでした。
リニューアルのポイント
各作品のロゴマークが映えるよう、そのテイストに合わせてデザインしました。
特徴的なのは実例の見せ方です。
実例は単純に一件一件「フォトギャラリー+解説」見せるやり方が多いですが、今回は「記事として見せる」手法をとりました。
これは前述したとおり、頻繁にブログを更新してくださってみえたから、シンプルにその方が家づくりの過程がとてもよくわかり、見る方にとって有意義だと考えたからです。
注文住宅、自由設計、オーダーメイドの家づくりの場合、できあがる家そのものはもちろん、こういう過程もある意味大切な「商品」だと思うんですよね。
これはもともとブログをかなり積極的に更新してくださっていたからできたことで、大手や競合との差別化という意味でも、やりたくてもそう簡単には真似のできない強力なコンテンツになったと思います。
また、Jimdoで更新・管理できるように、というリクエストもいただいていたのですが、「更新・管理できるように」という意味であれば、Jimdoに固執する必要もないことをご説明し、最終的にはWordPressを使用した構築となりました。
フィールド平野一級建築士事務所 ホームページ
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