初回ご相談の概要
- 数年前に他社さんにてホームページを制作
- デザインのテイストは気に入っているものの、情報が多過ぎるため見にくい、整理したい
- 「家具雑貨販売・製作」と「店舗・住宅の工事」を工務店別事業部としてわけようか検討中。新たにサイトを独立してつくるのか、現サイトの中でわけてリニューアルするのかも迷っている。
所感
悩まれてみえるとおり、情報が多すぎてわかりにくくなってしまっているのは一目瞭然でした。
インテリアショップなのか、工務店なのか、うーん、はたまた..??
ただ、それぞれの情報を分解して見ると、そこに綴られた想いであったり、写真であったり、きちんと理解できればもっとトリムソウさんの良さが伝わると確信しました。
リニューアルのポイント
デザインの雰囲気自体は気にいっておられるようでしたし、トリムソウさんの実店舗の雰囲気にも合っていたため、今回のプロジェクトはゼロからフルリニューアルするわけではなく、基本的なテイストは活かしつつ、「情報設計」しなおすことをご提案。
情報設計と言うとわかりにくいかもしれませんが、簡単に言いますと、「どこに」「何を」「どのように」配置するのかを決め直していく作業です。
「このコンテンツは本当にいるの?」
「ターゲットに本当に必要な情報なの?」
「必要だとして、本当にここに掲載するのがベストなの?」
「メニューの分け方はこれでいいの?」
住宅設計で言うと、家事動線がまったく考慮されていない状態、といったところです。
アクセス解析やトリムソウさんの今後の方針をふまえつつ、これらのことをすべて見直し、不要であれば削除、別のページに移設したり、レイアウトしなおしたりしていきます。
↓これはTOPページのBEFORE AFTER。
パッと見のボリュームだけでもこんなに変わりました。
↓これは「トリムソウができること」というコンテンツ。
以前はTOPページにこんなふうに掲載されていました。
パッと見てわかりにくくないですか..?
「古きを活かし再生する店舗デザイン」と「より良いお店を完成させるインテリア」は、何が違うの..??
よくよく読み込んだり、詳しく聞いてみればその違いも理解できたりするのですが、
逆に言うと「よくよく読み込んだり、詳しく聞いてみないとわからない」ということになります。
「よくわからんけどなんか良さそうだからお問い合わせしてみる」
という層もいるとは思うのですが、基本的には少数派。
各サービスの内容を詳しくヒアリングして、以下の3つに集約しました。
ひと目で何をしているお店なのかわかるようにまとめ、詳しいことは下層ページに掲載する、という設計に変えました。
また、「理想をカタチにする、インテリアの相談室」というコピーと合わせて配置することで、「どんなサービスがあるのか」に加え「いろいろ相談にのってもらえそう」というお店の姿勢がこの部分だけで理解しやすくなります。
あくまで一例ですが、こんなふうに全ページ見直していきました。
優先度等から、ほとんど触っていないページもありますが、「すごくわかりやすくなった!!」と喜んでいただけたのはもちろんのこと、結果、売上やお問い合わせ数の成長にも貢献することができました。
どんなに素敵な想いや商品・サービスだとしても、ちゃんと伝わるようにつくらなければ意味がありません。
繰り返しになりますが、今回のプロジェクトでは、デザインのテイストはまったく変えていません。
大げさに言えば「並び替えただけ」です。
それでも、お問い合わせや売上をグッと伸ばすことができる。
「デザイン」と言うと、見た目の雰囲気・印象のことを指していることが多い気がしますが、そもそもこういった情報設計がきちんとなされていないと、伝わるものも伝わらない、ということ。
事業を幅広く展開されてみえる、載せたいこと・伝えたいことがたくさんある、そんな会社さんほど、きちんと設計しないと、わかりにくくなってしまいます。
ホームページは、情報設計がめちゃくちゃ大事なんです。
トリムソウ
https://trimso.net/